グレー画像を任意のしきい値を基準として、0と1に変換することを 「2値化処理」といいます(通常は黒(0)、白(1))。これにより、対象物だけに注目し、さまざまな解析を行うことが可能となります。
その2値化処理を終えた画像を分析する手法のことを「ブロブ解析」といいます。ブロブ(=Blob)とは塊のこと。塊の有無、数、面積、位置、長さ、方向など対象の形状特徴を解析する画像処理のもっとも基本的な手法です。
この画像で白を対象物としてブロブ解析すると・・・
対象の塊は、2つあり
1つは、X=2 Y=2の位置から始まり 幅3、高さ4、面積12である
もう1つは、X=9 Y=3の位置から始まり 幅5、高さ5、面積25である
画像上に対象物が存在するかどうか判定することができます。
画像上の対象物の数を計測することができます。
画像上の対象物の面積(ピクセル単位)を計測することができます。
画像上の対象物の長さや周囲長(ピクセル単位)などを計測することができます。
画像上の対象物の方向(角度)を計測することができます。
画像上の対象物の重心位置などを特定することができます。
画像上の対象物を欠陥として、上記の形状特徴などから検査することができます。
その他、基本的な手法として幅広く応用されています。
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