画像処理検査とは、検査をする対象物をカメラで撮像し、その画像を2次元の面として解析することで、さまざまな検査を瞬時に行うものです。
カメラで取り込んだ画像を検査（分析）することで、位置座標、有無、OK/NGなどの結果をひき出します。
画像処理検査には次の5つの基本処理（D/P+GIGI）があり、それぞれが検査対象の状態を検査（チェック）します。
これまで人間の目で行っていた「目視検査」に替わるものとして、研究・開発されている工業分野で、技術の進歩とともに、活躍の幅にも広がりを見せています。

位置決め

ロボットの目として対象物が
どこにあるかガイダンスする

正規化相関

画像の一部とテンプレートの相関係数（類似度）を計算し、その類似性を尺度としたサーチ法です。

幾何学形状パターンマッチング

画像から特徴（幾何学形状情報）を抽出して、位置の特定を行います。

検査

良品と比較して欠陥があるか
チェックする

DefFinder®(欠陥検出エンジン)

当社が開発した検査手法の一つで、画像差分の手法を発展させて、キズ、汚れ、異物などの欠陥を検出。

傷/異物検出フィルタ

無地の部分の傷やクラックを抽出する検出フィルタです。

計測

形状が直線でなくても、
非接触で計測が可能

エッジ検出

画像上の対象物を微分することによりエッジピークを抽出します。

認識

2次元コード、 文字などを
認識する

2Dコード読み取り

画像内にある２Dコード（２次元コード）をサーチし、エンコードされている文字列を読み取ります。

有無・方向

対象物の有無、
どの方向を向いているか？

ブロブ解析

グレー画像を任意のしきい値を基準として、0と１に変換した 「2値化処理」を終えた画像を分析する手法。