複数の画像を1枚に合成することで、画像1枚では検出が難しい検査や、分割画像間にまたがった計測・検査も可能です。合成画像は、サブピクセル精度で貼り合わせているため、合成後すぐに検査・計測できます。 連結画像で真位置度やコプラナリティ、トータルピッチ検査が可能です。
連結画像検査の多くは、カメラごとに検査の設定が必要ですが、ヴィスコではまとめて設定できるので、工数削減にもつながります。
検査対象物の欠け、バラツキ(太りや細り、向き)、ぼけやノイズの影響、明るさの変化や濃淡のある画像など、さまざまな検査条件に対応します。
サーチの処理時間がわずか0.2~0.5msecの高速処理、1/4~1/2画素の繰返し精度で安定した高精度な検出を実現します。
面積や面積重心からの解析だけではなく、しきい値手法などさまざまな解析手法で対象を絞り込みます。
分断された線も予測して連結、一つのブロブとして判定。引っかき傷やフィルム状シートのしわ検出などに有効です。
2つのしきい値を用いて、必要な対象だけを検出できる設定が可能です。
画像処理(= Image Processing)技術の応用事例は外観検査だけにとどまらず、多岐に渡ります。
そもそもこの技術は、60年代の宇宙開発競争や軍事目的における画像解析と先鋭化を発端とするもので、やがて民間に転用され、特定目標物の計測と認識、分別といった、今日における「画像処理検査」技術の発展へとつながります。
技術の発展とともに裾野の広がりを見せ、現在では車の駐車支援や自動走行システムであったり、監視カメラの顔認証システムに代表されるセキュリティ分野であったり、CTスキャンなどの医療分野、CGなどデザイン分野、また古美術の鑑定や発掘調査、さらには自然災害の予測や感知といったより専門性の高い分野にまで活用されています。
私たちは、外観検査・画像処理検査に関するエキスパート集団です。単なるメーカーではなく、画像処理アルゴリズム、光学技術、電気・機械の知識と経験を兼ね備える外観検査・画像処理検査装置メーカーとして、総合的なコンサルティングも可能とする、開発型エンジニアリング企業です。