ヴィスコのカラー処理技術は、赤・緑・青、それぞれの照明を当ててモノクロカメラで撮像し、1枚のRGB画像になるように処理をします。
モノクロカメラのメリットを最大限に生かすことで、検出率の高いカラー検査を実現します。
補間により失われたデータがあることは検査としては致命的!
一般的なFAカラーカメラは、CCDの総画素数に対して、緑の解像度はその半分、赤および青の解像度は4分の1になり、画素ごとに周辺の画素の出力を用いて補間演算を行い、RGBを作り出しています。
白色照明ではせっかくの照明効果が生かせない!
カラーカメラを使う場合は、発色を重視するため、必然的に白色照明しか使用することができません。しかし、実際には材質や表面の状態、欠陥の種類などによっては、色(=波長)の違う照明を使用した方が見えやすい場合もあるのです。
色収差(色ずれ)発生により検査不能!
一般的なレンズの屈折率は波長(=色)によって異なります。このため同じレンズを用いても色によって焦点距離が異なるために、像の大きさと位置に差が生じてしまいます。これをレンズの色収差(色ずれ)といいます。通常の写真としての用途であれば、ある程度この色収差を抑える手法がありますが、検査の場合どうしても避けられない場合があります。
ヴィスコのカラー処理技術は、赤・緑・青、それぞれの照明を当て、それをモノクロカメラで撮像し、1枚のRGB画像になるよう処理をします。
モノクロカメラの高精度を最大限に生かし、照明を組み合わせることで、検出率の高いカラー検査を実現します。
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