画像の撮像には撮像用の、処理には処理用のVTV-9000を接続するヴィスコの分配システム。
タクトタイム短縮にようる検査の高速化だけでなく、優れた拡張性で長期的な製造計画に伴走します。
ヴィスコ・テクノロジーズが提供する画像処理検査システムでは、より高速に検査を実行するために、画像の撮像には撮像用の、処理には処理用のコントローラ(VTV-9000)を別々に割り当てる「分配システム」を選択することができます。
「分配システム」とは、画像取込機能および処理分配機能があるメイン機と、分配された画像をもとに検査処理をするサブ機を使用した画像処理システムです。
分配システムを活用することで、処理結果を待つことなく次の撮像が可能となる並列処理を実現できます。
タクトタイムが短縮(下図参照)され、検査全体の高速化と最適化を実現できるだけでなく、これまで装置のタクト上限と画像の処理時間との制約から諦めていた検査の自動化も、実現に向けた検討が可能となるでしょう。
さらに、取り込まれた画像をどう分配するかタスク作成時に設定することで、メイン機から最も負荷の軽いサブ機に対して取込画像などのデータを送信することが可能です。
タスクをはじめとするデータの編集をサブ機全てに行う必要はありません。メイン機のタスクを更新するだけで、サブ機も自動更新されます。
さらに、「分配システムモニタ」を表示させれば、サブ機のリアルタイムな進行状況や接続状態、実行結果などを一覧でモニタリングすることができ、操作性の向上に貢献します。
また、他の弊社製品との連携もスムーズ。VTV-9000を社内LANに接続することで、稼働状況の確認や検査データの一元管理をリモートで行うことができる「VTV-QCS」などとも連携します。複数コントローラによって取得される膨大な情報を集約した、シームレスでストレスフリーな総合検査システムの構築も可能です。
管理を簡単にするその他機能
分配システムではコントローラ(サブ機)を追加することによってシステム全体のスループット低下を回避できます。将来的に検査項目の追加などの事態が発生しても、サブ機を増設するだけで対応可能です。大掛かりな装置の改造や検査項目の取捨選択など、大きな工数を伴う仕切り直し作業を省くことができます。
ヴィスコが提供する、拡張性に優れた画像処理検査の総合システムをぜひご体験ください。
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